アスペルガー症候群

症状・部位:

このようなことでお悩みではありませんか?

☑対人関係が苦手

☑社会生活を送るのが困難なのが特徴です。

☑話のウラが読めない

☑物事を全体として捉えられない

☑同時に2つのことができない

☑対人交渉が苦手

☑急な予定の変更に対応できない

☑人の顔色を読み取ることができない

アスペルガー症候群とは

asperger_manアスペルガー症候群とは、「自閉症」「ADHD(注意欠陥多動性障害)」「LD(学習障害)」などの生まれつき脳機能に偏りがあることで引き起こされる「発達障害」という病気の中の一つです。

「アスペルガー」という名称は、著名な小児科医であるハンス・アスペルガーが「自閉的精神病質」という観点で報告をしたことで知られています。

アスペルガー症候群は、障害の程度は多少軽いと考えられてはいますが、自閉症と同様に社会性、コミュニケーション能力、想像力に障害があります。

男性に多く、100〜200人に1人いるとされています。

視覚的なことや具体的で規則的なことに対してはは高い機能を発揮するので、子供の頃に気づかれにくく、問題を持ったまま大人になってしまうケースも珍しくありません。

アスペルガー症候群の特徴

asperger_womanアスペルガー症候群は、「対人関係が苦手」「非言語コミュニケーションの理解が困難」「想像力と創造性の欠如」などの理由から、社会生活を送るのが困難なのが特徴です。

具体的には、「話のウラが読めない」「物事を全体として捉えられない」「同時に2つのことができない」「対人交渉が苦手」「全ての音が耳に入ってくるので、取捨選択ができない」「急な予定の変更に対応できない」「人の顔色を読み取ることができない」などの弊害があります。

こだわりが強く、五感の何かがとても敏感な側面があるため、子供の頃から特徴を活かす訓練をしっかり受けていると、成人になってから仕事などで才能を発揮する場合もあります。

原因

アスペルガー症候群は、様々な遺伝的、環境的要因が絡み合って発症すると考えられており、現在のところ、はっきりした原因は特定されておりません。

遺伝的要因

遺伝的要因では、複数の遺伝子が関わっているのではないかと推測されていますが、遺伝子の特定までは至っていません。

環境的要因

環境的要因では、体内環境の影響も考えられています。

妊娠中に母親のお腹の中で、母親が何らかの形で化学物質の影響を受け、胎児の脳が発達していく段階で、何らかの障害が起こるのではないかと考えられています。

発達障害に罹る化学物質としては、ダイオキシン、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、ビスフェノールAなどの環境ホルモンがあげられます。

アスペルガー症候群に似た病気

ADHD(注意欠陥多動性障害)

shitsukeアスペルガー症候群とADHDは、鑑別が困難なこともありますし、併存することもあります。

「衝動的で落ち着きがない」、「授業に集中できない」、「不注意でボーッとしている」、「呼びかけられても気づかない」などの症状が特徴です。

PDD(広汎性発達障害)

物事を全体的に見たり考えたりすることが苦手で、ある特定の物事にこだわり先に進むことができなくなってしまうなどの症状があげられます。

統合失調症

病院にかかった時、アスペルガー症候群と誤診されやすいのが統合失調症です。
妄想や幻聴に悩まされ、適切な判断ができないのが特徴で、感情の平板化、意欲の欠如などが見られる精神疾患です。

アスペルガー症候群の人は、以前に起きた光景を一瞬のうちに事細かく思い起こすことができるので、幻覚を見ていると思われることがあります。

また、アスペルガー症候群の人と話していると、しばしば会話がかみ合わなくなることがります。
自分の興味に気分が集中してしまい、相手の言葉が耳に入らなくなるためです。

いずれも原因は異なりますが、統合失調症と症状が似ているため、誤診されやすいのです。

アスペルガー症候群と同時に発生しやすい病気

couple_okoru_manアスペルガー症候群の人は、全く悪気がないのに悪意があると誤解されて言われのない中傷を受けて傷ついてしまうことも多く、心の傷が深くなると、うつ、不安などの症状を併発してしまうことがあります。

うつ病

憂鬱な気分や意欲の低下などの心理的症状が続くだけでなく、様々な身体的な症状を伴うこともあります。

強迫性障害

不安障害の一種で、自分では無意味だと分かっているのにある一定の行動を強迫的に繰り返してしまう障害を言います。

適応障害(不登校、職場不適応、ひきこもり)

社会環境において誰でも遭遇し得るストレスに適応することができずに、不快な精神的、身体的症状が出現し、社会生活に支障をきたすものをいいます。

解離性障害

自分が誰でどこにいるかという認識が意識から切り離されてしまう障害です。

病院での診断基準

アスペルガー症候群は、知的障害がないため、乳幼児健診などの機会に発見するのが困難な病気です。

多くの場合、心の病気を疑い「精神科」を受診しますが、正しくアスペルガー症候群を診断できる医療機関が少ないため、誤診されてしまうことがあります。

医学の分野でのアスペルガー症候群の診断基準

医学の分野でのアスペルガー症候群の診断には、、代表的な診断基準である、アメリカ精神医学界(APA)の「DSM-Ⅳ-TR」の「アスペルガー症候群の診断基準」と、世界保健機関(WHO)の「ICD-10」の「アスペルガー症候群の診断基準」が汎用されています。

❶ DSM-Ⅳ-TR

A.以下のうち少なくとも2つにより示される対人的相互作用の質的な障害:

(1)目と目で見つめ合う,顔の表情,体の姿勢,身振りなど,対人的相互反応を調節する多彩な非言語性行動の使用の著明な障害。
(2)発達の水準に相応した仲間関係をつくることの失敗。
(3)楽しみ,興味,成し遂げたものを他人と共有すること(例:興味のあるものを見せる,もって来る,指さす)を自発的に求めることの欠如。
(4)対人的または情緒的相互性の欠如。

B.以下のうち少なくとも1つによって示される意思伝達の質的な障害:

(1)その強度または対象において異常なほど、常同的で限定された型の1つまたはそれ以上の興味だけに熱中すること。
(2)特定の、機能的でない習慣や儀式にかたくなにこだわるのが明らかである。
(3)常同的で反復的な衒奇的運動(例えば、手や指をぱたぱたさせたりねじ曲げる、または複雑な全身の動き)。
(4)物体の一部に持続的に熱中する。

C.その障害は社会的,職業的,または他の重要な領域における機能の臨床的に著しい障害を引き起こしている。

D.臨床的に著しい言語の遅れがない(例えば、2歳までに単語を用い、3歳までに意思伝達的な句を用いる)。

E.認知の発達,年齢に相応した自己管理能力,(対人関係以外の)適応行動,および小児期における環境への好奇心などについて臨床的に明らかな遅れがない。

F.他の特定の広汎性発達障害または精神分裂病の基準を満たさない。

❷ ICD-10

A.表出性・受容性言語や認知能力の発達において,臨床的に明らかな全般的遅延はないこと.診断にあたっては,2歳までに単語の使用ができており,また3歳までに意思の伝達のために二語文(フレーズ)を使えていることが必要である.身辺処理や適応行動および周囲に向ける好奇心は,生後3年間は正常な知的発達に見合うレベルでなければならない。

しかし,運動面での発達は多少遅延することがあり,運動の不器用さはよくある(ただし,診断に必須ではない).突出した特殊技能が,しばしば異常な没頭にともなってみられるが,診断に必須ではない。

B.社会的相互関係における質的異常があること。(自閉症と同様の診断基準)

C.度はずれて限定された興味,もしくは,限定的・反復的・常同的な行動・関心・活動性のパターン。(自閉症と同様の診断基準.しかし,奇妙な運動,および遊具の一部分や本質的でない要素へのこだわりをともなうことは稀である)

D.障害は,広汎性発達障害の他の亜型,単純型分裂病(F20.6),分裂病型障害(F21),強迫性障害(F42∴),強迫性人格障害(F60.5),小児期の反応性・脱抑制性愛着障害(F94.1およびF94.2),などによるものではない。

一般的なアスペルガー症候群の診断基準

monshin_women一般的なアスペルガー症候群の診断には、ギルバーグによる診断基準が用いられています。

・アスペルガー症候群の診断基準:ギルバーグによる

1 社会性の欠陥(極端な自己中心性)(次のうち少なくとも2つ)
(a) 友達と相互に関わる能力に欠ける
(b) 友達と相互に関わろうとする意欲に欠ける
(c) 社会的な合図の理解に欠ける
(d) 社会的・感情的に適切さを欠く行動

2 興味・関心の狭さ(次のうち少なくとも1つ)
(a) ほかの活動を受けつけない
(b) 固執を繰り返す
(c) 固定的で無目的な傾向

3 決まりや興味・関心の押しつけ(次のうち少なくとも1つ)
(a) 自分に対して、生活上で
(b) 他人に対して

4 言葉と言語表現の特質(次のうち少なくとも3つ)
(a) 発達の遅れ
(b) 表面的には誤りのない表出言語
(c) 形式的で、もったいぶった言語表現
(d) プロソディ(韻律)の奇妙さ、独特な声の調子
(e) 表面的・暗示的な意味を誤解するなどの言語理解の悪さ

5 非言語コミュニケーションの問題(次のうち少なくとも1つ)
(a) 身ぶりの使用が少ない
(b) ボディ・ランゲージ(身体言語)のぎこちなさ・粗雑さ
(c) 表情が乏しい
(d) 表現が適切でない
(e) 視線が奇妙、よそよそしい

6 運動の不器用さ
神経発達の検査成績が低い

アスペルガー症候群の検査方法

kenkoushindan_monshinアスペルガー症候群は、「脳画像検査」を用い、脳の大きさや血流などを調べることによっても診断できます。

この検査方法によって、脳の前頭葉にある44野(右側の「下前頭回」)の体積が小さいほど社会性の障害が多く見られることや、44野に機能不全があることが分かります。

色や形などの「静的」なものを認知する能力が高く、「動的」なものを把握することが苦手であるという視覚的な特徴についても、この検査方法によって、側頭葉の一部の脳溝(上側頭溝)という部分の機能が弱いことが原因ではないかということも分かります。

脳の酸素を調べることによって、アスペルガー症候群の人は、常に前頭葉がフル回転しているとこも推測できます。
定型発達の人とアスペルガー症候群の人は、脳の使い方が明らかに違うことが分かっています。

アスペルガー症候群の人との接し方

kenka_friendsアスペルガー症候群の特徴である性格は、福祉的にみると「個性」であって病気とは言わない立場を取ることが多いようです。

アスペルガー症候群は、生まれながらにして脳機能に偏りのある「発達障害」という「病気」としてとらえ、適切に対応していく必要があります。

また、アスペルガー症候群の方は、犯罪を起こしやすいという誤った報道もなされ、大きな誤解を招いていますが、実際にそのようなデータはありませんし、逆に、そのような風変わりな行動からいじめられたり、相手の行動が理解できずに犯罪被害者になってしまうケースの方が多いということも知っておく必要があります。

アスペルガー症候群の人の周囲との関わり方

gorogoro_ojisanアスペルガー症候群の人が周囲の人と良好な関係を築くには、本人自身がアスペルガー症候群を十分に理解することがとても大切です。

アスペルガー症候群の人の問題は、自分ではおかしいと思っていない行動が周囲の人を不快にさせてしまっているということに気付くことができないというところにあります。

自らの行動を変えていくには、本人の自覚や努力に加えて「適切なサポート」を受ける必要があります。

周囲の人が自分のことをなぜ変と感じるのかを家族や友人、デイケアスタッフなどのサポーターを頼りに客観的に理解しながら対処方法を習得しましょう。

周囲に誤解を与えない「話し方」

アスペルガー症候群の人は、「抑揚のない話し方をする」「自分の興味のあることだけ一方的に話す」「正直すぎる言動が相手を傷つける」「例え話が通じない」など、周囲に誤解を与えるような話し方をしてしまう傾向にあります。

「意味が分からない時は質問する」「自分の言動が相手を傷つけた場合は別の言い方を考える」「ひとりよがりの会話になっていないか気をつける」など、誤解を与えない話し方を身につけましょう。

身だしなみを整える

アスペルガー症候群の人の中には入浴や着替えを嫌がる人もいます。

身だしなみを整えないと周囲の人に不快感を与えるということを理解する必要があります。

その場に合った服装を心がけるということも大切です。

周囲の人との距離感に注意する

アスペルガー症候群の人は、周囲の人と自分との距離感をつかむことが苦手です。

目上の人になれなれしく話しかけたり、親しい間柄の人に他人行儀な話し方をしたり、異性との距離感が近すぎたりする傾向にあるので、相手に応じた適切な距離感を保つように注意します。

周囲の人に失礼のない礼儀作法を身につけたり、場面に応じた言葉遣いや態度があることを理解する必要があります。

「生活空間」を分かりやすくする

アスペルガー症候群の人は、「選択的注意」ができないので、視覚・空間認識が苦手です。

「仕事をする場所」「趣味の場所」「本を読む場所」など生活空間にスペースを区切ることで混乱を防ぐことができます。

アスペルガー症候群に対する法律的支援

アスペルガー症候群の患者さんに対して様々な法律で対応していこうという働きがすすめられています。

自立支援医療制度

自立支援医療制度を受けることで、外来医療やデイケアの自己負担が安くすみまます。

障害者雇用促進法

民間企業や官公庁には障害者を雇用する義務が課せられています。

精神保健福祉士へ相談

病院では、医師の他に「精神保健福祉士」という有資格者が生活上の相談に乗ってくれます。

アスペルガー症候群の治療法

body_brain_nou現段階では、医学的にアスペルガー症候群を根本的に治す治療法はないと言われています。

二次障害である精神疾患を含めた辛い症状を軽減するために、抗うつ剤や向精神薬、気分安定剤などを用いることがあります。

デイケアでは、適切な社会行動を学ぶ治療を行っております。

デイケアは、医師をはじめ、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士など、多くのスタッフを交えて行います。

グループでお互いの悩み事を話し合ったり、作業、活動を通して「失敗した時の対応」「分からない時の質問の仕方」を学んでいきます。

今後、アスペルガー症候群の治療法として注目されているのが、「信頼ホルモン」と言われている「オキシトシン」をうまく働かせることです。

アスペルガー症候群の子供は、親への愛着に由来する行動が乏しいと考えられており、脳内の「オキシトシン」の代謝、または「オキシトシン受容体」の働きが弱いのではないかと推測することができます。

「オキシトシン」がうまく働くことで、アスペルガー症候群の人に欠如している「信頼行動」「愛着行動」「協調性」などが高まるのではないかと期待されています。

仙人堂でのアスペルガー症候群の治療法

dsc00253アスペルガー症候群の方は、考え方の違いから非常にストレスを感じている為、腸内環境や内臓、自律神経が非常に乱れています。

体の状態を整え、問題が起きた時の考え方、学習タイプに関するアドバイスを行います。

困った時に、指標になる考え方を持つこと、なぜ自分がこのように考えてしまうのかと理解をして問題が起きても対処できるようになることを目指します。

 


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