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    受動喫煙症

    受動喫煙症とは

    tabako_kemuri受動喫煙症とは、非喫煙者が喫煙者のたばこの煙を吸入することによって、目の刺激や喉の痛み、咳き込み、頭痛などの様々な症状に悩まされる疾患として知られています。

     

    受動喫煙をした時に症状が始まり、たばこの煙以外の有害物質暴露がないのが特徴です。

     

    本人が症状に気付いていなくても、心拍の上昇や血管の収縮、肺の炎症などの症状が出ている場合は、受動喫煙症に該当します。

     

    日本ではまだまだ禁煙対策が十分とは言えず、受動喫煙を防ぐには、喫煙者の配慮や分煙などの対策が必要になってきます。

    種類

    症状がある受動喫煙症は、急性受動喫煙症、慢性受動喫煙症、重症受動喫煙症に分けることができます。

    急性受動喫煙症

    たばこの煙を吸入することによってせき込むなどの症状が現われるもので、受動喫煙を避けることによって症状が消失します。

    慢性受動喫煙症

    日常的に受動喫煙を受けることによって現れる症状で、急性受動喫煙症よりも深刻な状態になります。

     

    急性受動喫煙症と同じく、アレルギー性皮膚炎や喘息症状、化学物質過敏症、狭心症、軽度の脳梗塞などを発症しますが、症状が慢性化し、日常的に症状が出ている状態です。

     

    慢性的に煙を受けることによって、肺炎や気管支炎、副鼻腔炎などの病気に発展することもあります。

    重症受動喫煙症

    かなり深刻な受動喫煙症で、肺がんや乳児突然死症候群、慢性閉塞性肺疾患、重度の心筋梗塞・脳梗塞などの病気になります。

     

    日常的に受動喫煙をすることにより発生し、重症化すると死に至ることもあります。

    症状

    受動喫煙症の症状は多種多様で、人によって症状や程度が大きく異なります。  

    • 【目】 目の痛み、目がしみる  
    • 【喉】 喉の痛み、咳き込む、いがらっぽい
    • 【鼻】 鼻につく、鼻水、鼻血、鼻詰まり、鼻がヒリヒリする、鼻の乾き  
    • 【呼吸器・循環器】 せき、くしゃみ、息苦しい、脈が速くなる、不整脈  
    • 【消化器】 吐き気、嘔吐  
    • 【皮膚】 湿疹、蕁麻疹、かゆみ  
    • 【精神・神経】 頭痛、イライラする

    原因

    たばこの煙には、200種類の有害物質が含まれており、そのうち約70種類は発がん性物質を含んでいます。

     

    喫煙者が吸い込む主流煙よりも、非喫煙者が吸い込む副流煙の方が多くの有害物質が含まれており、問題視されています。

     

    たばこの3大有害物質に、ニコチン、タール、一酸化炭素があげられます。

     

    ニコチンは神経毒性をもつ物質で、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があります。

     

    依存性があるため、喫煙者が禁煙できない原因にもなります。

     

    タールは、たばこの成分が熱で分解されてできる粘着性の物質で、ベンゼンなど多くの発がん性物質を含んでいます。

     

    一酸化炭素は、たばこが不完全燃焼する時に発生する物質で、血液中では酸素よりも先にヘモグロビンと結合します。

     

    そのため、からだが酸素不足状態になり、活動量が低下し、疲れやすくなります。

     

    血液中のコレステロールを酸化させ、動脈硬化を促進する作用もあります。 副流煙は、様々な作用をもつ有害物質を多く含むため、肺がんだけでなく、喘息などの呼吸器障害、心筋梗塞の原因にもなります。

     

    分煙や空気清浄機だけで副流煙の影響を防ぐことは難しく、日本では、まだまだ受動喫煙の危険性は認識されていないのが現状です。

    三次喫煙(サードハンドスモーク)について

    三次喫煙は、室内や車内でたばこを吸うことだけが問題ではありません。

     

    室内で禁煙をするだけでは三次喫煙を防ぐことはできないのです。

     

    喫煙者の髪や衣類にもたばこの匂いと有害物質が付着するため、 たばこを吸っている人自身が三次喫煙の害を周りに及ぼすということになります。

     

    たばこを吸わないが喫煙所で過ごした結果、同じように周りに悪影響を及ぼすこともあります。

     

    三次喫煙は、たばこを吸い終わった喫煙者の呼気、髪の毛、衣類、吸っていた部屋のカーテン、ソファなど、タバコの臭いのするところにはほぼ必ず潜んでいます。

     

    残存期間は長く、数ヶ月間は消えずに存在するとも言われています。

    特に注意が必要な人

    受動喫煙に気を付けた方が良い人は、妊婦や呼吸器や循環器に疾患のある人、未成年者などです。

     

    妊婦の場合は、無脳症や神経管障害、ダウン症などのリスクや、死産、流産、早産のリスクも高まります。

     

    喘息患者にはたばこの煙は致命的です。

    副流煙の影響を証明する方法

    受動喫煙の影響がある場合、急性症状が存在するということがほとんどです。

     

    受動喫煙症と思われる症状があったとき、次のような状況はありませんでしたか?  

     

    1. 1. タバコの煙にさらされてから(もしくは煙の量が増えてから)症状が出現した。
    2. 2. タバコの煙がなくなれば症状も改善し、煙のない状況であればこうした症状が出現しない。
    3. 3. タバコの煙以外の有害物質に接していない。(気道粘膜に影響を与える物質・刺激物など)  

     

    こうした3つのポイントが当てはまり、更に同じ状況を繰り返す場合には受動喫煙症である可能性が高くなります。

     

    ところが、自分自身は喫煙をしないのに、たばこの煙に慣れてしまっているということもあります。

     

    こうした場合、自身の症状に気づかないままに健康へ影響が及んでいることがあります。

    悪化するとどうなるか?

    受動喫煙症が悪化すると、気管支炎、喘息、副鼻腔炎などを併発し、化学物質過敏症に移行することもあります。

     

    さらに重症化すると、COPD・悪性腫瘍(肺癌、子宮頚癌、白血病・副鼻腔癌)などの重症、脳梗塞・心筋梗塞などの致死性の疾患に至ることもあります。

    受動喫煙とがんの関係

    国立がん研究センターの研究によると、夫がタバコを吸う場合、配偶者の肺がんのリスクは1.3倍程度になります。

     

    肺腺がんに限定すると、リスクは2倍以上にもなることが報告されています。

     

    受動喫煙によるがんのリスクは、肺がんだけではなく、たばこを吸わない女性が家庭や職場で受動喫煙の状態にある場合、乳がんの発症リスクが最大で2.6倍にもなることが報告されています。

     

    その他のがんについては、まだ詳細な調査がありませんが、国際がん研究機関では、受動喫煙を発がん性のリスクがもっとも高い「グループ1」クラスに位置づけています。

    自分でできる対策

    受動喫煙症を防ぐには、たばこの煙を吸い込まないようにするしかありません。

     

    たばこの煙がこもった室内では、換気を行うことで有害物質を吸う量を減らす効果があります。

    受動喫煙症の診断基準

    受動喫煙症の診断基準は、「日本禁煙学会」が以下のように定めています。

    受動喫煙症診断基準

    (はじめに)受動喫煙はどうやって証明できるか  

     

    受動喫煙時にはいろいろな自覚症状を感じることがある。

     

    たとえば,眼の刺激(眼が痛い,眼がしみる),喉の刺激(喉の痛み,咳き込む),脳血管の刺激(頭痛)などをただちに感じる。

     

    たとえば我が国の30歳から60歳を対照にした調査結果では日常のETS暴露の影響として、なんらかの症状を示すのは男性が32%であるのに対し女性は70%であった(村松ら1992).これは喫煙者と禁煙者を区別していないデータである。

     

    たとえば,環境中タバコ煙の水溶性からみた眼および気道における刺激発生部位と関係する物質をみると水溶性の高いアンモニアは眼に刺激をあたえ、中等度の二酸化硫黄は気管支に刺激をあたえ低い粒子相物質は肺胞に刺激をあたえるという(US department of HHS1986). このように人間のセンサーがもっとも敏感と思われるが、喫煙者の妻であって喫煙をしなかったにもかかわらず肺扁平上皮癌を発病したある患者は日常的に受動喫煙をしていたので、環境中タバコ煙に慣れを生じこのような急性症状は呈しなくなっていた例もある.   (受動喫煙症の順序) とはいえどの患者であってもいきなり慢性受動喫煙症を発症することは希である。

     

    まず急性受動喫煙症(眼の刺激症状、喉の刺激症状、脳血管の刺激症状)を生じるのがふつうである。

     

    その際、

     

    1. 1.症状の出現が受動喫煙曝露開始(増大)後に始まった
    2. 2.疾患の症状が受動喫煙の停止とともに消失する。
    3. また受動喫煙の環境下に無ければ,いつまでも無症状である.  
    4. 3.タバコ煙以外の有害物質曝露がない。

     

      の3点が重要である。

     

    そしてこれを繰り返すことにより蓋然性が増す。

     

    (再発性急性受動喫煙症) つぎに慢性受動喫煙症が発症する。

     

    化学物質過敏症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息あるいはその悪化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、COPD,小児の肺炎・中耳炎・気管支炎・副鼻腔炎・身体的発育障害などがこれに属する。

     

    非喫煙者が週1時間を超えて繰り返しタバコ煙に曝露し,曝露後24時間以内に測定した尿からコチニンを検出する。

     

    ただし検出感度外であったとしても再発性急性受動喫煙症を経過していれば、可能性が高い。 そしてこれらの受動喫煙症に重なるようにして出現するのが肺癌・副鼻腔癌,虚血性心疾患などの重症受動喫煙症である。

     

    (コチニンの検出)

    いろいろのキットが売り出されている.もっとも感度が高いのはガスクロマトグラフィー法または高速液体クロマトグラフィー法であり、5~10ng/ml以上が陽性と思われる。

    最近,ELISA法で高感度の測定が可能となっている。

    能動喫煙を行っている疑いがある場合は,CO濃度を測定するべきである.

    (診断書の発行)

    このように受動喫煙から疾患を発症している可能性が高い場合には受動喫煙症と診断し健康増進法にのっとり受動喫煙をやめさせなければならない.

    受動喫煙症の分類と診断基準

    日本禁煙推進医師歯科医師連盟 受動喫煙の診断基準委員会 (作田 学、薗潤、山岡雅顕、野上浩志、加濃正人、松崎道幸、薗はじめ、大和浩)  

     

    (レベル0 正常  非喫煙者で、受動喫煙の機会がない。  

    (レベル1 無症候性急性受動喫煙症

     

    (疾患)急性受動喫煙があるが、無症候の場合。

     

    (診断)タバコ煙に曝露の病歴があればよい。

     

    コチニン検出は不要。

     

    (注意)本人がタバコ煙曝露についての自覚なしに見過ごされることもある。  

     

    (レベル2 無症候性慢性受動喫煙症

     (疾患)慢性受動喫煙があるが、無症候の場合。

     

    (診断)週1時間以上の曝露が繰り返しある。

    コチニンを検出できる。

     

    (注意)本人がタバコ煙曝露についての自覚なしに見過ごされることもある。

     

      (レベル3 急性受動喫煙症

    (疾患)目・鼻・喉・気管の障害、頭痛、咳、喘息、狭心症、心筋梗塞、一過性脳虚血発作、脳梗塞、発疹、アレルギー性皮膚炎、化学物質過敏症

     

    (診断)非喫煙者がタバコの煙に曝露した事実のみで、コチニン検出は不要。

     

    (注意)眼症状にはかゆみ、痛み、涙、瞬目などがある。

     

    鼻症状にはくしゃみ、鼻閉、かゆみ、鼻汁などがある。

     

    これらは一般に非喫煙者の方が強い反応を示す。

    1. 1.症状の出現が受動喫煙曝露開始(増大)後に始まった
    2. 2.疾患の症状が受動喫煙の停止とともに消失する
    3. 3.タバコ煙以外の有害物質曝露がないの3点があれば、可能性が高い。

     

    (レベル4 慢性受動喫煙症 (疾患)化学物質過敏症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、COPD,小児の肺炎、中耳炎、気管支炎、副鼻腔炎、身体的発育障害など。

     

    (診断)非喫煙者が週1時間を超えて繰り返しタバコ煙に曝露。曝露後24時間以内に測定した尿からコチニンを検出。

     

    (注意)但し、1日数分であっても連日避けられない受動喫煙がある場合はこれに起因する慢性の症状やタバコ病が発症する可能性がある。

    状況を総合的に判断し、1日1時間以内であっても受動喫煙症と診断して良い。  

     

    (レベル5 重症受動喫煙症

    (疾患)悪性腫瘍

     

    (とくに肺癌など)、乳幼児突然死症候群、COPD,脳梗塞、心筋梗塞(致死性の疾患の場合)

     

    (診断)非喫煙者が週1時間を超えて繰り返しタバコ煙に曝露。曝露後24時間以内に測定した尿からコチニンを検出。

     

    (注意)但し、1日数分であっても、連日避けられない受動喫煙がある場合はこれに起因する慢性の症状やタバコ病が発症する可能性がある。

     

    状況を総合的に判断し、1日1時間以内であっても受動喫煙症と診断して良い。

     

    (注) コチニン検出レベルはガスクロマトグラフィー法または高速液体クロマトグラフィー法あるいはELISA法で5~10ng/ml以上とする。 判断に迷うときには日本禁煙学会会員にご相談下さい。

    医療機関での診断基準と治療法

    タバコを習慣化してしまう物質としてニコチンがよく知られていますが、体内に入ったニコチンは代謝を受けて、コチニンという物質に変化します。

     

    コチニンは尿中に排出されますので、受動喫煙の影響が強い場合には、タバコの煙の影響を受けてから24時間以内に尿中コチニンを検査することで受動喫煙症の診断につながることがあります。

     

    検査の精度には限界があり、尿中コチニンが検出されなかった場合、それだけで受動喫煙症ではない、と言い切ることはできませんので、1つの参考所見として考えられています。

     

    現状では、受動喫煙症の治療法は確立されておらず、受動喫煙を防ぐために、たばこの煙に近づかないように注意することが大切です。

    仙人堂での受動喫煙症の治療法

    dsc00253 仙人堂では、主に肺の機能を高める治療を行っていきます。

     

    ①肺の調整 ②炎症を抑える治療法 ③背骨や鼻の歪みを治し、心臓の機能を高め呼吸がしやすい調整していきます。


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    大網駅の改札を出たら、左手のパン屋さん方面に向かって下さい。

    道案内2

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    1階にリビングスタジオさんという輸入家具屋さんがあります。当院は、2階の奥から2番目の所にあります。

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