2018年12月12日
治りにくいめまいの正体。そんな時に疑った方がいい病気とは?
治りにくいめまいの正体とは?
こんにちは。
仙人堂のしもーんです。
あなたは、めまいでお悩みではありませんか?
めまいは、フワフワしたり、回転するめまい、寝返りをすると起きるめまい、立ちくらみなど様々なものがあります。
めまいがすると、急に起きたらどうしようという心配にかられ、私の元にいらっしゃる方がいます。
一般的なめまいであれば、頚椎や頭蓋骨の歪みの矯正を行うとよくなります。
それでも、なかなかよくならないめまいってどんなものなのでしょうか?
こんな症状がでたら要注意
治りにくいめまいは、メニエール病を疑った方がいいかもしれません。
メニエール病というのは、吐き気や嘔吐を伴うほどの激しいめまいと共に、難聴や耳鳴りといった耳の異常を起こす病気のことです。
他にも、
目を閉じると体が揺れているような感じがする。
横になっているのに、めまいがある
一度めまいが起こると20分以上続く
めまいと一緒に、吐き気や嘔吐といった症状がある
めまいと一緒に、耳鳴りや耳のつまり感などの異常がある
低い音や低い声が聞き取りにくい
ぐるぐるまわる感じのめまいが起きる
めまいや耳鳴りが頻繁に起こる
これらの症状が出るようでしたら、注意が必要です。
メニエール病とは?
メニエール病は、30代から50代あたりの女性に多く発症しているとされていたのですが、最近では男性で発症するケースも多くなっています。
突然、回転性めまいと呼ばれる目が回るような激しいめまいが起こり、それ何十分何時間と続きます。
他にも冷や汗をかいたり、吐き気を伴ったりすることも多いですし、めまいと同時に耳鳴りや難聴が起きたり、耳閉感が出るようになったりもします。
どんな人がメニエール病になりやすいのか?
メニエール病は痩せていて几帳面なタイプに多いと言われていますが、基本的には誰にでもなる可能性があります。
運動や趣味などに興味がない、仕事や時間に追われている、普段から怒りっぽい、周りを気にしすぎる、完璧主義者といったタイプの方は要注意です。
メニエール病の原因とは?
もともとメニエール病というと、ストレスを抱えた女性がなるものというイメージがありました。
しかしながら、メニエール病の原因というのは内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態になる「内リンパ水腫」というものと言われています。
なぜこの内リンパ水腫になってしまうかというと、それは日々のストレスや睡眠不足、疲労、気圧の変化、本人の性格などが関係しているのです。
つまり、女性だけではなく、性別や年齢に関係ない誰にでも起こり得るものということになります。
特に、現代人というのは自分が思っている以上にストレスを抱えてしまうものです。
ストレスのかかりやすい世の中になっている分、メニエール病になるリスクも高まっていると考えたほうがいいでしょう。
悪化するとどうなるか?
メニエール病には3つの段階があります。
初期段階
初期には、耳鳴りや耳閉感、低い音や声への難聴といったものが初期症状として出てくるようになります。
そのうち、めまいの症状が出てくるようになります。
初期の段階ではただの耳鳴りやめまいで済ませてしまう方が多いため、発見が遅れてしまうのです。
活動期
初期から進行すると、活動期に入ります。
めまいなどの発作を繰り返すのですが、目立った症状が出ないという時期も同時に出てきます。
症状が出なくなるとそれでよくなったと勘違いしてしまう方も多いのです。
慢性期
活動期からさらに進行すると慢性期に入ります。
症状を繰り返すことによって、聞こえの機能が低下していきます。
この慢性期になると、難聴や耳鳴りといった異常をはっきりと自覚できるようになります。
慢性期に入っても放置したままにすると、両耳の聴力を失う可能性も出てきます。
メニエール病と間違われやすいもの
メニエール病には間違われやすい疾患がいくつかあります。
ひとつは、前庭神経炎というものです。
片方の内耳の前庭器官に炎症が起こることによって、回転性の激しいめまいが突然起こり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
ただ、メニエール病と違って、耳鳴りや難聴の症状はありません。
もうひとつは、遅発性内リンパ水腫というものです。
もともと高度の難聴があった方が突然回転性のめまいを繰り返します。
難聴になってかなり時間が経ってから起こるものです。
そして、最後のひとつが突発性難聴です。
本当にある日突然、耳の聞こえが悪くなる病気です。
耳閉感や耳鳴り、めまい、吐き気などメニエール病に似た症状が出ます。
ただ、メニエール病のように何度も発作を繰り返すようなことはありません。
まとめ
メニエール病は、難病指定されている病気でもあり、病院で診断され心配になる方も多いと思います。
難病に指定はされていますが、比較的改善されている方が多いので、あきらめる必要はありませんよー。